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2005年9月30日
八戸の路線バスで昔思ったこと
今回は「八戸」をテーマに書いてみたいと思います。
八戸のバスで昔思ったこと、感じたことについて書きます。
・八戸の路線バスはいすゞ車ばかり
八戸市内で路線バスを運行する事業者は主に八戸市交通部(八戸市営バス)、南部バス、十和田観光電鉄(十鉄バス)と3社あります。(JRバスは別として)
その3社共になぜか、いすゞ(いすず)自動車のバスばかりを導入しているため、市内を走るバスはいすゞのバスだらけなんです。
そのため、ずっと誤った知識を思い込んでいた事があります。
何かというと、日本のバスというのは三菱や日野、日産などのいくつかバスメーカーがあるものの、いすゞ車がほとんどなのだと。
(なぜか、三菱の貸切タイプの「エアロクイーン」だけは名前を知っていた)
しかし、八戸を離れ東京に引っ越して感じたのは、世の中いろんなバスが走っているという事です!
これで世の中広いのだと気が付いた一コマでした。
もしもずっと八戸在住だったら、いまだに「いすゞ」が日本一多いと思ってたかもしれません(汗)
・十鉄バスはなぜか中扉が「しめきり」と表示
家が新井田方面だった事もあり、十鉄バスに乗る事は全然ありませんでした。
実際に十鉄バスの路線バスに初めて乗ったのは、20歳をすぎてからだったと思います。
(遠足の貸切バスでは乗った事ありましたけど)
それでも、十六日町からバスに乗る事がよくあったため、そこでバスを待っていると時々十鉄バスがやって来る事がありました。
しかし、十和田や三沢など長距離バスであるという事と、路線バスなのに貸切バスタイプの車両が多かった事もあり、敷居が高いというか、気軽に乗りにくい印象を持っていました。
そんな中でも、時々は2扉の路線バス車がやって来る事があったんです。
しかし、到着したバスをよく見ると、なぜか中扉横には「しめきり」の表示があり、乗客は前扉から乗車しているでは無いですか!
なんでドアがあるのに使わないのかは不思議でした。
故障かな?と思ったものの、いつも路線バス車は「しめきり」と表示されています。
ずっと謎のままでしたがその後わかった結論は、「十鉄バスは中扉があろうと無かろうと前から乗る」という事でした。
十鉄的にはそういうルールが当たり前なのでしょうが、少なくとも「後乗り前降り」に慣れている八戸市民には「前乗り前降り」は馴染みが無いのは事実です。
多数派の青森市営バスに混じって、弘南バスや十鉄バス、下北交通(3社共前乗り前降りが基本)が一部乗り入れる青森市民の方も同じような事を感じるのかなと思います。
・八戸にはバスターミナルが無くて、整列しない
八戸は中心街が一方通行ばかりな影響もあってか、バスターミナルというものが存在していなくて、基本は歩道上のバス停で乗降する方式です。
なお、最近では八戸駅前、ラピアがバスターミナルとなっています。
しかし、バスターミナルが無いばかりか、多方面のバスが発着するバス停であっても、バス停のポールは1個ずつしかなくて、方面別に別れている事はありません。
そのため、バス停で多くの乗客が待っていても、並ぶという事がありません。
という事はどうなるかというと、
1.乗りたいバスがやってきたら、バスが停まる前から後ろ側のドア目がけて、周りから無秩序に集まってくる
2.停車してドアが開くまえの数秒間は、ドア前に人々が団子状態
3.ドアが開いたらドアに近い人からどんどん乗り込む(この時は左右どちらからも乗ろうとするので順番は関係無し)
4.もしも乗りたいバスが2台目以降であれば、後ろのバスに流れていく
という流れになります。
しかし、東京を例に取ると、駅前にはバスターミナル、または方面別や系統別にバス停がいくつかに別れているのが通常です。
方面別に分かれているため、そのバス停で待つ人はほとんど同じバスへ乗り込む事となり、きちんと整列するルール(暗黙の?)となっています。
こういう整然とした姿を見ていると、八戸方式はマナーも譲り合いも無い戦場のようなものに見えてきます(笑)
夕方の六日町や十三日町、三日町(中央通)バス停あたりが、激しい気がしています。
今回のブログは、こちらのブログ「1つのご提案」のテーマである「八戸」を元にしています。
(リンク)「1つのご提案」
投稿者 umineko : 00:09 | コメント (13) | トラックバック
2005年9月24日
十和田市に中華のバーミヤンが開店します!
今月9月30日(金)に「イオン十和田ショッピングセンター」が十和田市でオープンします。
内容はイオンとおなじみサンデーが共同出店する「スーパーセンター(SuC)」と呼ばれる商業施設です。
【追記】残念ながら、このお店はオープンから数年後に閉業しました。
なお、東北では秋田県秋田市内に店舗があるようです。(2020/08/06現在)
何気なく、↓このオープンに関するお知らせを見ていると、ダイソーやマクドナルドなど郊外型店舗で毎度の店舗の中で、気になる名前を見つけました!
・(リンク)「お知らせ|AEON」
そうです、それが中華料理ファミリーレストラン「バーミヤン」です!
青森県初出店なので、八戸の方には馴染みが無いかもしれませんが、「バーミヤン」はすかいらーくの中華料理チェーン店です。
ちなみに、秋田県、岩手県には出店済みです。
住所は「青森県十和田市大字相坂字六日町山166番1」となり、地図だとこのあたりになるようです。
十和田市の中でも八戸寄りの場所です。
(イオン下田とは15km程しか距離がありません)
全般的に安めな値段の割にはおいしい(と思ってる)のですが、管理人的にはここのチャーハンが安くておいしいので好きなんです!
そんなバーミヤンが十和田市に出店という事は、八戸出店も近いものと信じています。
八戸で開店するのわからないうちから期待してしまってますけど、そのうち十和田店に行ってみたいと思ってます。
(2005/9/25 地図、住所など追加)
投稿者 umineko : 23:53 | コメント (10) | トラックバック
2005年9月18日
南部鉄道「尻内〜小中野間」の計画図を地図に再現してみました
9月9日〜12日にラピアで開催されたイベント「八戸のりもの今昔物語」にて、南部鉄道「尻内〜小中野間」(八戸市内線)の計画図が展示されました。
もしも開業していたらどこを通っていたのか気になったもので、その計画図を元に、現代の地図上へ路線図を再現してみました!
↓こちらです。
・八戸の歩き方(南部鉄道の路線計画図編)
なお、Google Maps API(Googleマップ)を使っています。
何とか作っては見たものの、この計画図当時とは道路が異なっているため(というか根城バイパスやゆりの木通り、柳橋通りが無い時代)、現在の位置を見つけ出すのが大変でした。
また、実際のカーブはもっと丸い形になります。
路線は尻内駅〜小中野間となっており、この先種差まで延長する計画もあったとの事です。
尻内駅〜櫛引八幡駅〜根城駅〜高等学校駅(八高前)〜南八戸駅〜八戸中央駅〜小中野(駅?)
という各駅が設置される予定だったようです。
ただ、「小中野」は予定図の端なだけで駅では無いかもしれません。
もし開業していたなら、八戸駅〜中心街間はJRと私鉄(南部鉄道)の競合になっていたと思います。
しかし、中心街最寄りの南八戸駅が現在の柏崎小学校付近になり、本八戸駅から中心街へ向かうのとあまり変わらない距離です。
もっと中心街に近い吹上付近に駅を設ければ、長横町にも近いしで便利だったかと思います。
南八戸駅の位置から考えると、三日町へ直接乗り入れられる路線バスが徐々に優位に立っていたか、
もしかすると、バスターミナルが入居する南八戸駅ビルが建っていたなら(十和田市駅に近いか?)、今とは別の繁華街ができていたかもしれません!
今となっては夢の話しでしかありませんが、「南部鉄道が中心街を走る」八戸を見てみたかったもんです。
投稿者 umineko : 23:37 | コメント (3) | トラックバック
2005年9月11日
ガーラで気になっていた事
バスで前から気になっていた事があります。
それは、いすゞ自動車の貸切バス「GALA(ガーラ)」の後部です。
この車両の後部ガラスは左右2枚窓になっていて、真ん中にはガラスがありません。
一般的なバスの後部では左端から右端までガラスが続いてますけど、このガーラだけはなぜか真ん中部分にガラスが無い事が気になってました。
この部分には何か秘密があるのか?など想像してましたが、今年じっくりと観察できる機会があり疑問を解決する事ができました!
ちなみに、ガーラという車種は南部バスのシリウス号などにも使われています。(南部バスのは大型のガーラ)
しかし、今までガーラを使う高速バスの最後部に座った事が無く、じっくり見る機会がありませんでした。
今回乗ったのは、沖縄のツアー参加者向けの送迎バスです。
この送迎バスがたまたまいすゞの「ガーラミオ」です、
(ミオが付くと中型を意味します)
問題の後部を外から見ると、こんな感じです。
外から見たガーラミオの後部(ホテル日航アリビラにて)
外観を横から見るとこんな感じです。
ガーラミオの横から見た外観
そして、中へ乗り込み後部を撮ってみました。
最後部の窓と窓の間にある真ん中が問題の部分です。
外から見た印象よりガラスが小さいですね?
ガーラミオの車内から見た後部1
もうちょっと近づいてみました。
ガーラミオの車内から見た後部2
そして、目の前まで進み近くから撮りました。
手前には荷物を置けそうな場所です。
ガーラミオの車内から見た後部3
よく見てみると、特に厚みがある訳でもなく、他の壁と違う点も見つかりません。
どうもいたって普通の車体な感じです。
結論としては、特に何か仕掛けがある訳では無く、普通の車体でした。
これにて疑問は解けました。
勝手に何かあるのかと期待をしてたものでちょっと残念です。
ちなみに、大型のガーラでは、後部確認用カメラが付いてるバスがありますが、その車両だと内側にも変化があるものと思います。
南部バスのガーラ後部の様子はこちらでまとめています。
・八戸鉄道・バス研究会別館ブログ:ガーラで気になっていた事【八戸編】
投稿者 umineko : 01:38 | コメント (1) | トラックバック
2005年9月 7日
八戸〜東京間のシリウス号に匹敵する意外な路線
今回は東北運輸局が発表している「平成16年度における管内高速バス輸送実績」から取り上げてみました。
その名のとおり、東北を走る高速バスの輸送人員をまとめたものです。
(リンク)東北運輸局 プレス発表
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・夜行便の年間輸送人員数上位5路線(平成16年度)
1位:仙台〜浜松町(スイート)
2位:青森〜東京(ラ・フォーレ)
3位:盛岡〜東京(らくちん)
4位:能代〜池袋(ジュピター)
5位:八戸〜東京(シリウス)
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という順位になります。
シリウスは5位に入るほど多いのかか、と思いきや、よく見ると毎日4、5台以上が運行される青森県内あの老舗路線が見当たりませんね?
そうです、弘前発着の「ノクターン号」です。
これは、集計のカラクリがあるためで、ノクターンは「弘前〜東京」、「弘前〜東京、横浜」、「五所川原、弘前〜東京」の3系統に別れているため、ランキングもそれそれ別路線扱いになってしまうためです。
しかし、他にも意外な路線が4位に入っています。
そうです、「能代〜池袋(ジュピター号)」です。
勝手なイメージでは中小都市と東京を結ぶもので需要は少ないと思ってましたが、そんな事は無くてシリウスを超える利用者がいる事がわかりました。
実際は沿線の鹿角市(人口38,466人)、大館市(人口84,700人)、北秋田市(40,745人)、能代市(人口53,266人)を経由するため、人口を合計すると約21万7千人になります。
(能代市の人口は平成12年のデータ)
これは八戸市の人口にも近いものです。
そうなると、夜行高速バスの利用者が多いのも納得ですね!
また、青森県発着の東京路線をまとめると、
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・夜行便の年間輸送人員数(平成16年度)
・青森〜東京(ラ・フォーレ)
年間:47,294人、1日あたり:129.6人
・青森〜渋谷(ブルースター)
年間:12,982人、1日あたり:35.6人
☆青森市発着路線の合計60,276人、1日あたり165.2人
・弘前〜品川(ノクターン)
年間:38,895人、1日あたり:106.6人
・弘前〜横浜(ノクターン)
年間:18,299人、1日あたり:50.1人
・五所川原、弘前〜品川(ノクターン)
年間:30,781人、1日あたり:84.3人
☆弘前市発着路線の合計87,975人、1日あたり241人
・八戸〜東京(シリウス)
年間:40,165人、1日あたり:110.0人
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のようになります。
ブルースター号の利用者数の少なさと、ノクターン号(各系統合計)の利用者の多さが際立っていますね。
ちなみに、夜行バスに使われる3列シート車は定員焼く30名弱のため、シリウスが1日あたり110人の乗客があるという事は、片道2台ずつで1日4台は運行されている計算になります。
この夏は、東京〜弘前、青森、八戸間を直通する格安バスが運行開始したため、定期高速バス各線の利用者数減少が予想されます。
こちらは秋頃に発表されるであろう、速報値を待つ事にしましょう!